アカデミア美術館~ダヴィデ その2~
2017年 07月 25日
このダビデ像は右半身に重心を置き、右手が異常に大きい。
これは、ヘブライ語のダヴィデという名前に「強き手」という意味があると語った人がいて、
そこからヒントを得たとされているらしい。
また、キリスト教の伝統では右は正義、左は悪の方向とされている。
そのため、ダヴィデは左側を向き、
これからフィレンツェを襲う敵に立ち向かっているという。
キュッとしまったヒップが羨ましい。
フィレンツェには合計3体のダヴィデがいる。
どれもやっぱりダヴィデなのだが、やはり屋内にいらっしゃるこちらのダヴィデが
一番保存状態も良く(当たり前か)当時の艶感が伝わってくる。
当時のミケランジェロがこの様子を知ったら何というのだろう。
「なんだって3人もダヴィデを作るのさ!」
これまた全くの余談である。
by gozirappa2
| 2017-07-25 18:08
| museo